SEといっても年収1000万円以上も可能といわれるITの最前線にいるシステムインテグレーターと私のようなメーカー勤務とは、職種は同じでも仕事内容はかなり違いがあるようです。
また、投資に理解の深いITやインターネット関連の企業であれば、ヘッドハンティングによるキャリアアップの転職も少なくないかもしれません。
しかし、世間ではSEに対する理解がまだ浅く、社内SEほど"憧れ"と"現実"の差が激しい職種も無いのです。
日々の追われる職務の中、改まって自分を振り返ることもせずにきてしまったわけですが、ひしひしと肌に感じる違和感に「このままずっとここにいたら、将来自分はどうなるんだろう?」ふと、そう思ったことが転職を考える理由になりました。
理由1:テクニカル的なスキルアップが望めない。
実際に手を動かすのは協力会社がメインです。稀に簡単なツールなら自分で作ることもありますがプログラミングスキルを高めることは望めません。
理由2:社内の「何でも屋さん」として見られることが多い。
特に企業規模の小さな企業でありがちです。エンジニアとしての業務以外にも、総務・庶務業務がメインになってしまう企業も多いようです。また「エンジニアなら何でも出来る」という先入観によってIT周りのことなら何でも仕事として振られてしまうことも多いです。
問い合わせやトラブル、ちょっとしたシステム改修などの作業で業務量が増していく中、外注のSEを見ていると、社員の私は何でもかんでもやらなきゃいけないのに、彼らは契約で任された範囲だけやれば終わり。
システム導入が終わっても、私はその後の面倒をずっと見続けなきゃいけないのに、 彼らの仕事は導入とともに終わる。など、「うらやましさ」や「不公平感」をついつい抱いてしまいます。
理由3:キャリアパスが単一
最終的に一番年収を稼げるのは部門長やCIOです。単純に技術力のみでのし上がることは 不可能と言っても良いでしょう。
社内的な調整や人脈など、普段から業務や人間関係をスムーズに回す力が必要です。
この力が不足していると、1つしか準備されていないキャリアパスから脱落してしまう可能もあります。
そして、入社8年目、その不満の高まりと不景気が相まって、同じ会社でずっと働き続けることへの不安や閉塞感も感じ始め、いよいよ転職を考えるようになったのです。